いまや認知症は、だれもがなりうる可能性があります。
日本では、高齢化が進むなかで認知症と診断される人はどんどん増えており、厚生労働省の2022年度(令和4年度)の調査によると、65歳以上の高齢者のうち、約12%が認知症、さらに約15%が軽度認知障害(MCI)と呼ばれる認知症の前段階にあると推計されています。
この2つを合わせると、高齢者の4人に1人が、何らかの認知機能の変化を抱えていることになります。(軽度認知障害の方全てが認知症になるわけではありません。)
また、65歳未満で発症する認知症は「若年性認知症」と呼ばれ、発症の平均年齢は54歳と若く、高齢者の認知症と違って男性の方がやや多いのが特徴です。
こういったことから、「私はまだ元気だから関係ない」「まだ若いからもう少し後で考えよう」と考えるのではなく、「誰もがなる可能性があるもの」として、将来も安心して過ごすために、今からできる準備を始めることが大切です。
■認知症とは
いろいろな病気が原因で脳の神経細胞の働きが少しずつ変化し、記憶力や判断力などの認知機能が低下して、普段の生活に支障が出る状態をいいます。
年を重ねればだれでも、思い出したいことがすぐに思い出せなかったり、新しいことを覚えるのが難しくなったりするものです。しかし、こうした「加齢による物忘れ」と「認知症」は異なります。
- 体験したことの全てを忘れている
例)朝ごはんを食べたこと自体を忘れている - もの忘れの自覚がない(初期には自覚があることが少なくない)
- 症状が進行する
などの症状がある場合は早めに医療機関を受診しましょう。
■認知症になる前に早めの対策を
健康なうちに備えておきたいのが、私たち時のささえがご提供している身元保証事業・家族代行・終活支援サービスです。
施設への入居や入院をする際、必要になるのが「身元保証人」。しかし、一人暮らしの高齢者や家族に頼れない方が、施設入居や入院時に必要な身元保証人を見つけるのは難しく、現在社会的にも深刻な問題となっています。
身元保証サービスを早めに検討しておけば、急な入院や施設入居の際にも安心でき、将来の不安を減らせます。元気なうちに、なにかあったときの備えや終活の準備をしておくことで、もし将来認知症になってしまったとしても自分らしく生活することができるでしょう。
仙台長町にある 「高齢者身元保証事業者 時のささえ」 では、ご自身のこれからに備えたいと考えるすべての方のご相談に応じております。
「いざというときにすぐに駆け付けられる家族の代わり」として様々なサービスをご提供いたしますので、お悩みの方はぜひお気軽にお問い合わせください。